私は逆張り手法を用いて投資をすることに決めました。
いろいろな書籍を読みまくり、バックテストを繰り返してきました。
バックテストというのは、過去の株価の動きから、もしその時売買を実行していたら、その手法ではどのような結果になっていたかをテストすることです。
いくつかの手法を試してみましたが、一番パフォーマンスが上がったのが逆張りだったのです。
普通、株は上がり始めた所で買い、上がりきったところで売るものだそうです。
しかし、上がり始めを判断するのは困難で、確率も低いのです。
予想に反して値が下がったらすぐに損切りをし、たまに当たった分の利益だけでトータルで資金をプラスにしていきます。
しかし、私のバックテストの結果では、この手法で利益を積み上げていくには同時に複数の、それも多くの銘柄を保持しなくてはいけません。
1銘柄当たりの資金を減らせばポジション数は増やせても利益は減りますし、この手法、順張りは潤沢な資金のある人向けではないでしょうか。
一方私は貧乏人で、なけなしの小遣いを何年もかけてようやく貯めた30万円を元手に投資を始めました。
そんな私にはむしろ逆張りの方が高パフォーマンスを得られると考えたのです。
逆張りは株価が急落した後、反発して値上がりすることを見越して、下がっている最中に買います。
そこから更に暴落することもありますので、よく博打のように言われ、危険だとされる手法です。
反発を狙う、つまりリバウンド狙いです。
私はNBA(アメリカのプロバスケットボール)が大好きで、毎日のように試合観戦をしていますが、リバウンドはディフェンスに関して最も重要なのです。
「リバウンドを制する者はバスケを制する」、なんてことも言いますし、
「リバウンドを制する者は株を制する」と私は思っています。